2004年01月17日

沈黙の音楽

人類の進歩と調和とせつなさと心強さとさん経由で見つけた

沈黙の音楽をラジオで放送

今週金曜、BBCラジオ3にて放送が予定されているオーケストラコンサートのハイライト部分にて現代音楽家ジョン・ケージが1953年に発表した問題作「4:33」が放送されるとのこと。同楽曲は4分33秒間に渡る沈黙からなる文字通り無音の音楽であり、演奏者はその間一切の楽器演奏を行わなず、視聴者はただその沈黙と周囲の音に耳を済ませる事を要求される実験的な音楽である。

その譜面

譜面に書いてある,"tacet(タチェット)"というのは「弾かない」ってことなんですが,ちゃんと3コーラス分けてあるところが面白いです.3コーラス弾かないってことなんですね.沈黙の中にも構造があるってことでしょうか.たしかエリック・サティだったか,何百回と繰り返す曲とかも有名ですよね.
ちなみに,このスコアが載ってたサイト「楽譜の風景」はかなり面白いですね.「ピアノ演奏の科学的アプローチとその周辺」とか,またじっくり読もうと思います.

あと,

BBCでは現在この楽曲の放映に向け、放送事故が発生した際に代わりの音を放送する緊急バックアップシステムを停止する予定であるという。

ラジオ局って何分間か無音状態になったときには放送事故が発生したと自動的に判断して差し替えの音楽が流れるんですよね.確かに4分33秒も無音だと作動するんでしょうね.それにしても,イギリス人のユーモア精神を感じるお話です.

Posted by sasapong on 2004年01月17日 | TrackBack
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Comments

…最近、仕事絡みでライヒを聞いた(というか、聞かせる音源をドレにするかセレクトの為に聞いたんだけど…)かと思いきや…今度はケージ。
大学時代にいろいろ聞いたので、懐かしいです。
そういや、このテの音源が数枚行方不明なのであります。一体どなたにお貸ししたのやら…
ドクター・ウツノミアのも行方不明…何を隠そう、ウツノミア氏は私の恩師であります。

Posted by: ACO on 2004年01月17日 14:44

恥ずかしながらドクター・ウツノミア氏存じ上げなかったです.氏のホームページで論文拝読させて頂きました.音源定位と空間認識の話とか興味深いです.どんな授業だったのかとても気になるところです.

何せ僕はまったくの現代音楽初心者なので,面白い話などあったら教えて下さいね.

Posted by: sasapong on 2004年01月18日 14:32

多分彼のプロデュースしていた「少年ナイフ」の初期や、「アフターディナー」を知ってたら、ウツノミア氏の事も多少はわかるかと…
っつーか、フツーは知らなくていいんですよ(^^;)
オモロイ人ですけど、変わり者です。(一応ホメてるんですよ)

Posted by: ACO on 2004年01月18日 22:52
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