2004年02月25日

サブリミナル

最近テレビでサブリミナル的映像を流したというニュースで大騒ぎですが…

視覚屋さん的立場で言うと,
そもそも「サブリミナル」=「認知できる限界(閾)以下」という意味です.
今問題になってるやつは200msecくらいと書いてあるので,
(実際の映像見たわけではないのでわかりませんが)
認知できる限界以上だから,厳密にはサブリミナルではなく「スープラリミナル」です.
(多分コレがテレビ局の言い分)
だからニュースではみんな「サブリミナル」と言ってるんだと思います.

この点から言うと,「(このような手法は)いかに弁明しようともサブリミナルに間違いない。」とか言って批判している学者さんは
この辺のことを知っているのかなぁ?と疑いたくなってしまいます.

ちなみに,1965年の有名なコーラのサブリミナル広告の実験はインチキだという話を
聞いたことがあって,調べてみるとこんな本を見つけました
やっぱり,レビューに書いてあるとおり,
「特許出願用のデータ収集のために行われたもので、実験を行った研究者自身が信頼できないものと告白していた」らしいです(ただ,コレを支持するような追試の結果もあるらしいです)
.今度読んでみようっと.

確かに,メッセージを認知できる限界以下で流すのは,視聴者に情報を選別するチャンスを失わせるし,しかもそれによって何らかの影響が出たらマズいというのはよく分かります.ただ,みんな今話題の「サブリミナル的映像」と「古典的なサブリミナル広告の話」を混同してしまってるような気がする.「サブリミナル的映像」を含むサブリミナル映像による影響がまだよく分かってないから,怪しいものはとりあえず規制しといた方が吉という気持ちも分からなくもないのですが…あ,この辺をはっきりさせるのは僕らの仕事か…

ちょっと気になったので長々と書いてしまいました.そんだけ.

Posted by sasapong on 2004年02月25日 | TrackBack
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