Ian Rowland: The Mindreader, The Mind Motivator. Mr Angry and Mrs Calm
まずはリンク先の"Mr. Angry and Mr. Smiles"と題された画像をご覧下さい.左側は怒った顔,右側は普通の顔に見えると思います.では今見ているディスプレイから離れてこの画像を見て下さい(できれば2m以上は離れた方がいいと思います).すると…左右の顔が入れ替わって見えると思います.種明かしは,"続きを読む"でどうぞ.
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もしディスプレイから距離が取れなくて,上手く入れ替わって見えなかったという人は,こちら
Ian Rowland: The Mindreader, The Mind Motivator. Mr Angry and Mrs Calm 2
に,同じ画像のサイズを変えたのを並べたものがありますので,ご覧下さい.目を細める方法や,めがねの人はめがねを外す,といった方法でも同様の知覚が生じるはずです.
出典は,Philippe G. Schyns, Aude Oliva (1999) Dr. Angry and Mr. Smile: when categorization flexibly modifies the perception of faces in rapid visual presentations. Cognition, 69, 243-265.
という論文(PDFファイル).
Computational Visual Cognition Laboratory @ MIT
によると,どうやら,左はローパスフィルターをかけて画像処理を行って作った低い空間周波数成分の普通顔の上に,ハイパスフィルターをかけて作った高い空間周波数成分の怒った顔をミックスしたもの.右はその逆になっているようです.論文をちゃんと読んでいないので自信がないですが…表情の知覚は高い空間周波数成分(=細かい線の情報)に基づいているために,近くから見たときは左が怒った顔,右が普通顔に見えるんですが,遠くから見ることによって高い空間周波数成分の情報,つまり近くで見るときに表情の判断に使っていた細かい線が見えなくなるために,左が普通顔,右が怒った顔に見える,ということのようです.
追記!:Boing Boing: Mr Angry and Mrs Calm optical illusion [infoseek翻訳]
で読者からのコメントとして,この研究の研究者と一緒に仕事をされていた方による説明が載ってましたのでリンクを張っておきます.追記!:リンク先の画像が見られない場合はMITの方のサイトでどうぞ.または,パルモ先生の記事,
【盲点】だまし絵:怒ってる人が笑ってて、笑ってる人が本当は怒ってるそんな世の中に関して|コロコロザイーガ
にも画像がありますよ.
追記2!:ネタを紹介して下さったサテメモさんの記事
サテメモ - Mr Angry & Mrs Calm
で,kamichiさんが喜劇・悲劇マスクの画像を使って,同様の錯視画像を作ってらっしゃいます.左の悲劇くんの方とかかなりはっきり喜劇くんに変わりますねぇ.素晴らしい!
追記3!:- MISDIRECTION (ミスディレクション) -さん!でFlickrに同じ手法を使った写真がアップされているのを知りました.気づくの遅くなってスミマセン〜.
David & Adriana on Flickr - Photo Sharing!
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